東京キャビン-音楽系おもしろ動画-

オモシロと感動だけ!「ちょっといい気分になれる」音楽系おもしろ動画

東京キャビン

天才系・七尾旅人(山田孝之ではない)と”飛ぶしかない夜”はワンちゃんも一緒☆/Leap Tonight with Tavito Nanao and Dogs!

秒で稼ぐ」、ではなく、「秒で一生分を変えたる!」と迫る七尾旅人。(あいにくペリエは切らしております。)

 

 目次:

前回のお話

新宿のとある家電量販店にショバを構える山田孝之(仮)にワイヤレスゲート Wi-Fi+WiMAX ツープラス auスマホ割3年(4,730円/月, データ無制限)を渡されたわたしは、そのあり得ない遅さに我慢の限界を感じていた。だが、そんな折に出会った縛りなしWiFi(3,300円/月、データ無制限。1年後は2,800円。違約金なし)で爆速幸せになった。

TVドラマ「山田孝之(仮)」の想定テーマ曲「Fading Echo」

今回は上記の話のTVドラマ化(想定)のテーマソングとして採用された七尾旅人をフィーチャーしようじゃないの!!

Fading Echo 七尾旅人(Tavito Nanao)

Fading Echo CRO MAGNON feat 七尾旅人 - YouTube

bull5hit2011
2012/01/19 に公開

途切れたこのエコー
もしもあなたが ここを離れて
ぼくらのメロディを 忘れてしまったら

最初のビブラフォンでもうやられてます。ぶっちゃけコード進行とか画期的でもなんでもないんだけど。シティ・ポップさもあるお馴染みのアーバン風味なんだけど。しかし、後半のエコーの入れ方とか、なんか新解釈的なフレッシュさもしたたかに入れている。二周してずれてココといった感じのヌケ感である。

灼けつくような 長すぎる夜 OhOh

えええ? 長過ぎる?そんなの困りますわ。わたくし、すでに三浦大知どのと「この夜を抜けたら どこへ行こうか?」してしまった身なの。ラッキリの夜は「ひとり」で抜けていただくからいいとしても。「灼けつくような 長すぎる夜」って、そんなの? え? てか、まじ?は? 

今夜奇跡を信じても
どうしても見えない見えない見えない

この「闇(くら)さ」加減…見えないx3。 結構辛酸なめ子男的愛の苦悩(ラブ・トーチャー)。この歌詞は、大知どの隠しようのないアポロン的明るさとは対照的なものかと。

よくわかんないけど、こんな風な歌、歌えるヤツと別れる女(もしくは男)ってどこのどいつだよーーー? 秒で次の人(女か男かは知らん)埋まるに決まってけどさ。

なかなか雰囲気が素敵じゃん、と思い、TVドラマ主題歌に勝手に想定した七尾旅人の「Fading Echo」だが、さらに危険な曲があった…。

 

「サーカスナイト」の超危険な”飛ぶしかない夜”

七尾旅人 "サーカスナイト" (Official Music Video) - YouTube
2012/07/23 に公開

へ? 山田孝之(本物)? わたしが髭と雰囲気に結構近いものを感じてしまうのは、まだ山田孝之(仮)の影響下にあるということにあるのだろうか? おいおい、冷静に考えろよ! たんなる「髭の男がビニール傘にクリスマスのイルミネーションつけてる図」だかんな。これ!

Oh baby 今夜のキスで
一生分のこと 変えてしまいたいよ

ここは 楽園じゃない だけど
描ける限りの 夢の中

こ、こいつは、冷静に考えろ。どう考えてもTRAPだろうが!って、YouTube動画の魔法と書いて「罠」に進んでどんどんかかる様をさらすのがこのブログなんですけど、ちょっと、まずいよこれ。こっれはね〜、歌詞、まじ微妙っす。もう催眠術かける相手に「これからかけまっせ!」て初っ端から宣言している宣言から。この光る傘の男がだよ。で、「催眠術なんか、絶対かからないもんね!」って言い張るヤツ(女もしくは男)ほど、

①椅子から立ち上がれなくなる、もしくは
②立ち上がる気をなくす、もしくは
③立ち上がれないふりが猛烈にしたくなる

なぜなら、傘の男の魔法を信じたくなってしまったから。

夢があると同時に、醒めている、まさに「醒めた夢」を見つめるという恐るべき魔法使いの歌です。

目の前で 魔法が解けてゆく

この恋という魔法がシュワシュワと溶けてしまう、サマを見続ける、これは見事な技です。普通でないからね。夢中になるだけのバカはね(←わたしとか)。ハーゲンダッツは周りが溶け出した時が食べごろと言いますが、あの赤茶色のプラスチックカップの蓋開けたキワの部分(溶けかけ)を歌ってみせているという、まさに「タイトロープ」なギリギリ詐欺師的な奇跡的な歌です。

どんなにそれが絵空事でも 飛ぶしかない夜

てか、「飛ぶしかない夜」って、またしても「3年縛りしかないすよー!」という山田孝之(仮)フレーズを思い出してしまうんだが。どうかわたしに即決を迫らんないで。わたしは通信契約にも愛にも「縛りなし」でありたいだけなの!

 

そもそも七尾旅人って誰よ?

最初に申し上げます。「ななおたびと」であって、「たびびと」ではございません。

以下公式ウェブサイトからの引用:

七尾旅人
'79生まれのシンガーソングライター。'98のデビュー以来これまで『911fantasia』『リトルメロディ』 『兵士A』などの作品をリリースし『Rollin' Rollin'』『サーカスナイト』などがスマッシュヒット。唯一無二のライブパフォーマンスで長く思い出に残るステージを生み出し続けている。即興演奏家としても、全共演者と立て続けに即興対決を行う「百人組手」など特異なオーガナイズを行いオルタナティブ・シーンに地殻変動を与え続ける。その他、ビートボクサー、聖歌隊、動物や昆虫を含むヴォーカリストのみのプロジェクトなど、独創的なアプローチで歌を追求する。開発に携わって来た配信システム DIYSTARSを使って【DIY HEARTS東日本大震災義援金募集プロジェクト】や、世界中の貧困地域、紛争地域から作品を募り流通回路を開く【DIY WORLD】を開設 。

http://tavito.net/

これ読むと、正直、NPOの方ですか?って印象を受けるんですが、例えば下の記事なんか読むと、彼が”異才”であり”天才”系(まだ断定はしません)であることは間違いありません。

昔だとこういう「天才系」の方は、ランボーみたくアブサン水島新司ではない)に溺れたり、太宰治みたく多摩川に消えたり(タマちゃんではない)なさって夭折するもんだったんですが、七尾旅人さんのにおかれましてはぜひお身体にお気をつけて長く活動なさっていただきたいものだと思います。たった3日前に知った人間に言われる義理もなんもね~し!と思われますでしょうが。

 

デビューアルバム「オモヒデ オーヴァ ドライヴ」 

1998年、若干18歳で伊藤銀次プロデュースによりソニー・ミュージックからメジャーデビューを果たした七尾旅人。デビューミニアルバム「オモヒデ オーヴァ ドライヴ」から2曲聴いてみましょう。

「おもひで!おもひで!!」

以下のサイトで試聴できます。

 「八月」ライブ版

YouTubeでアップされているこのライブ動画もヤバイです。

[LIVE]七尾旅人 - 八月 - YouTube

jaffajaffy
2007/03/14 に公開
2000.08.20 沢田太陽Presents at 新宿LOFT 

いかがでしたでしょうか? 荒削りでところどころ壊れてる、なのにかえってそれが繊細さを強調し聴く者の心を乱す、そんなところが、やっぱ一言で言って「天才系」やなぁと思わざる得ません。

その後、色々あって20歳で ”メジャーからインディーズへ” って、つまりソニーをやめたっつーことですね。ちょっとソニーの枠には収まらない感じなので結果的にはよろしかったのではないでしょうか? なぜなら、その後の独自活動はいちいち”伝説”の冠かぶせてたらキリがないほど独自路線であるからです。彼の最近の音楽に限らない”活動”の情報はここに集まっています。

そんな七尾旅人”活動”の中で、気になったものを幾つかピックアップしてみましょう。 

七尾旅人+大友良英+坂本龍一+ユザーンで「Rollin' Rollin' 」

七尾旅人+大友良英+坂本龍一+ユザーン - Rollin' Rollin' - YouTube
no name
2017/10/14 に公開
Tavito Nanao
Yoshihide Otomo
Ryuichi Sakamoto
U-zhaan  

これ、もう、メンツの時点で危険でしょう。すげいですね。こんなんで成立させるってどんだけのパワーというかセンスやねん。まさにノンジャンル・一期一会のスーパークロスパフォーマンスです。「パフォーマンス」以外の言葉は見つからへん。この一曲だけでも七尾ワールドのしなやかなで変幻自在なサイズ感が判ってしまいますね。

 自衛隊初の戦死者となる「兵士A」

七尾旅人『兵士A』予告編 / TAVITO NANAO『Soldier A』trailer - YouTube

Felicity official
2016/06/13 に公開

2016年7月7日に発売となります七尾旅人、初となるライブ映像作品『兵士A』の予告編映像です。

彼の作品の多様性が現れているので貼っておきます。自衛隊初の戦死者となる「兵士A」を演じています。こう言う見るとやっぱりいわゆる”歌手”ではなく、「歌える」表現者であり、演じられる「詩人」なんだなあと強く感じます。

 

犬たちのためのコンサート

言っておきますが、これまじに犬のコンサートであり、人間は犬のおまけでくっついて来てるだけですのでそういう心得でご覧ください。

七尾旅人 "犬たちのためのコンサート" / TAVITO NANAO "Concert for Dogs" 2018/12/11 - YouTube
felicity official
2019/01/11 に公開

「アルバム発売日の前日、配信もしつつの無料イベントを演らないか」と、レーベルから提案いただいた時、今回とても思い入れのあるアルバムなので、発売日の前後は家で静かに正座していたいですと、いったんはお返事かえしたのですが、最終的に、「もし犬に観てもらえるのであれば、ぜひ演りたい」と思うようになりました。

思い出が染み込んだこの店から、犬たちと共につくる空間をストリーミング配信することで、もしかしたら、遠くの友人(犬)にも観てもらえるのかなと、なんだか楽しみになって来ています。
自分にとってはあくまでも犬のためのイベントですが、レーベルから「人間も入場させたい」と提案を受け、多少の驚きはあったものの、たしかにその意見も理解できなくはないので、客席のバランスに関しては、信頼するスタッフの皆さんに、お任せすることにしました。

七尾旅人 New Album 『Stray Dogs』

下線部tokyocabin

上記コメントが、あまりにも「犬より」なのに微笑ましい衝撃を受けたのはわたしだけではないと思います。 この動画かなり長いのですが一番印象に残ったのは最後01:32:48からの曲ですかね。犬にもメッチャ受けてましたよ!(本当です。ちゃんとワン!って応答するので観てみて。)

ともだちできない ともだちいらない
おうちも がっこも いらない
...あいのもあままにわがままにぼくはいぬだけをきづつけない

かぎりなくソフトな声で歌うのに、隠し持つナイフの切っ先はアナーキーチックに鋭いのである。お願いだから、これ以上わたしを困らせないでほしい。素敵すぎるから。

 

けっきょく七尾旅人って

なんなの? なんなの? 聴けば聴くほどあれもこれも色んな方向に深すぎて訳が分かんなくなってくる七尾旅人です。魔法使い、天才系、優しい戦士、ワンちゃんシンガー、あ…「見えない見えない見えない」だもんで、つい目がそらせなくなってしまう。

---------------
tokyocabin