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【速報】ショーン&ケイシー「アンディサイデッド」クリス・ブラウン / Chris Brown - Undecided - Dance Choreography by Jake Kodish ft Fik-Shun, Sean Lew & Kaycee Rice

これまたリリースほやほやの振付を紹介いたします。今回のコレオグラファーは、あのジェイク・コディッシュさんです。あの…って誰やねんて、「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」の犬のXXの人なんですけど。…すんまへん、冗談やて、コデッシュはん、堪忍な。この人実に独創的な振付が創れる素晴らしい方なんです。とりわけ、精神的なものをカタチに落とし込むことに長けている人だと思います。
 
「アンディサイデッド」クリス・ブラウン(ジェイク・コディッシュ振付)

Chris Brown - Undecided - Dance Choreography by Jake Kodish ft Fik-Shun, Sean Lew, Kaycee Rice - YouTube
Premiered Jan 18, 2019

最初に出てくる背の高い男性がコディッシュさんです。あんまりストリートストリートしていない、繊細な感じが特徴かな。さっきも言ったんですが、「心模様」を動きというカタチにするテクニックが冴えてます。そのテクニックを表現するのは、振付師ではなく、ダンサーであり、ダンサーによってかなり出来栄えに差が出る、そんなコリオグラフィーだと思います。つまり、手足だけコディッシュ氏の設計通りに動かしても、ちいとも面白くならないし、サマにならない。隙間が多い振付って言うの? その隙間に匂わせるのはつまるところ精神性かと。やっべ~、てな感じで、素人は決して手を出してはいけないダンスです。

 

「アンディサイデッド」クリス・ブラウン

Chris Brown - Undecided (Official Video) - YouTube

Published on Jan 4, 2019

80年代後半調? 今流行のレトロっぽいPVです。最初のベンチの上でのやや攻撃的ネコ科じゃれ合いダンス、面白い。このPV観る限り可愛げある感じなんですけど、ちょっと歌詞をご覧あそばせ。

[Verse 1]

No, I don't say it often
And I probably should’ve told you I hurt this bad, I know
And I probably shouldn't want this so bad
It's weighing, weighing on me
Don’t wanna wake up in the mornin'
Cannot undo what we did in this bed
And I can't get you out, so I gotta go
No, I'm not ready for, you want me all alone
いや、そんなに口にはしない
そして、たぶん君に言っておくべきだったんだ、こんなに苦しんでるって。わかってる
そして、たぶんこんなにほしがっちゃダメなんだろうな
ずっと悩んでる、悩んでるんだ
朝が来てほしくない
このベッドでふたりがしたことはなかったことにはできない
君を放り出すなんてできないから、俺が出ていくよ
いや、まだ準備できてないんだよ、君は俺だけを望んでるけど

[Chorus]

But I'm undecided, excited, ignited
And I don't wanna feel the way I do, but I like it
Look at all these sparks flying
But I'm still indecisive
And she want me to wife it
But I'm undecided
まだ決心できないんだ、興奮してる、心は燃えている
そしてこんなふうに感じたくはない、好きなんだけど
空を舞うキラキラをご覧よ
でも俺はまだ決断出来ずにいる
彼女は妻にしてって望んでる
でも決心できないんだ

クリスブラウン「Undecided」歌詞日本語和訳 Chris Brown

あーーーーーーーーーーーーーーーー? なんじゃ、このゴタクは? やることやった後で、なにカマしてるねん?? ま、これ、クリス・ブラウンですから。正直な気持ちでしょう。

白人お笑いラッパーリル・ディッキー「フリーキー・フライデー」ft.クリス・ブラウン 

Lil Dicky - Freaky Friday feat. Chris Brown (Official Music Video) - YouTube

チャイニーズ・レストランの魔法によって、目が覚めたらクリス・ブラウンになっていたというMV。ムチムチのネエちゃんたちと24H営業中なクリスの日々…これではまったく「アンディサイデッド!(きめられねー!)」

 

前置きが長くなりました。ダンサー別に鑑賞しましょう。

ベイリー・ソクのパート

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あのマット・ステファニーナの秘蔵っ子ベイリー・ソクさんは、キレの良さが信条。速さに加え、表現がさらに豊かさを増した気がします。

ケイシー・ライスのパート

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卓越した柔軟性によるしなやかで優雅な踊り。あと、いつもながらのおちゃめな表情が素敵。今回は若き魔女のようなパーカーで登場。文字通り、オーディエンスを魔法にかけてしまったようです。

ショーン・ルーのパート

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今回は曲に合わせた軽いノリなんだけど、ナンなんでしょうね、この静かな感動は。生きてる希望と言うか、喜びを素直に共感できる踊り。「若さ」とか「フレッシュ」とかでは到底届かない、実に深みのあるダンスです。んんと、こないだ日本橋高島屋ですごいいいオリーブオイルを試食したんですけど。そんな? フレッシュだけどすでに円熟した丸みがある。

ショーンが踊るとこの曲、字面通りの「女が決められない」歌にはどうしても読めない。彼の表情や動きからは不誠実の翳りはまったくなくいのです。むしろ、非常に自己の責任を重要視するがゆえの慎重な「アンディサイデッド」に見えてしまいます。でなければ昨日紹介したダンスになるはずがない。相手を尊重すると同時に、自分には超厳しいんです。強いて言えば、口で「決められねーよ」とかいいつつ、限りなく誠実という感じ。やんちゃを気取るが実は硬派、といったストーリーを描かざるを得ません。(念のため。すべてがわたしの豊かかつ勝手な想像です)
 

今回はジェイク・コディッシュ振付の「アンディサイデッド」でした。

 

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