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清元と米津玄師 「Flamingo」の落人感&フルート(池田佳月) / Kiyomoto, Flute-Kazuki Ikeda and Flamingo- Kenshi Yonezu

米津玄師さんの「Flamingo」の独特な歌詞が気になりすぎて捜索していました。これについては、戦前演歌あたりからでないの?という記事を前回書きました。

 

清元節が「Flamingo」に似ている話
で、今回 「清元節」が似てますねと思ったので報告します。歌舞伎の演目で『道行旅路の花聟』(みちゆきたびじのはなむこ)通称『落人』(おちうど)というのがあって、それの伴奏で清元(節)という歌曲を入れるのですが、その歌詞が結構近いのです。「落人」とは、今居住している所から逃れて(落ちて)行く人の事です。
この演目では、主人公の侍が主君の切腹騒動中に逢瀬(デート)したため、不忠を咎められ追われるが、女の実家に逃げきる、という話です。今だと、会社の一大不祥事の最中に、カノジョと有休でデートした社員が社に居づらくなったから、会社辞めて地方で独立しまーす!という感じでしょうか。
 
山場である「クドキ」の箇所はこのような詞です。
色で逢いしも昨日今日
かたい屋敷の御奉公 
あの奥様のお使いが 
二人が塩谷の御家来で 
その悪縁か白猿に 
よう似た顔の錦絵の 
こんな縁しが唐紙の 
おしのつがいの楽しみに 
泊り泊りの旅籠屋で 
ほんの旅寝の仮枕 
嬉しい仲じゃ 
ないかいな
空定めなき花曇り 
暗きこの身のくり言は 
恋に心を奪われて 
お家の大事と聞いたとき 
重きこの身の罪科と 
かこち涙に目もうるむ

歌舞伎の舞台映像はこちらです。

仮名手本忠臣蔵~道行旅路の花聟 中村梅玉 中村時蔵 - YouTube

義を捨て恋に走る「落人」、これ、とっても「ふらふらふらふらーみんご」してますよね。

 

「Flamingo」フルート演奏 by 池田佳月
さて、清元を踏まえた上でカバーでいいのあるのかなぁ、と思って探したところ、フルートが非常に良かったので貼っておきます。

[フルート]Flamingo / 米津玄師 演奏してみた♪(Covered by かづき) - YouTube

楽器がどうのというより、池田佳月さんの演奏が良かったのだと思います。

「踊るままフラフラ笑ってもう帰らない」

のあたりの迷える逃避行感・「落人」感が、森の中をさまようスーパーマリオRPG的風情のフルートの頼りなげなそれでいて芯の強そうな音色にピッタリです。

 

では本日はこの辺で。

毎度あり〜  次はもっと大事にして〜♪ 

 

米津玄師についてはこちらの記事もどうぞ☆

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