tokyocabin 東京キャビン, music video press (based on my personal interest)

音楽ビデオ・ダンス・アニメ・ゲーム&ネコなど、おもしろ動画の感想ブログ

漢字のない世界なんて☆米津玄師(歌・曲・作画)『ゴーゴー幽霊船』中国語(繁体字)字幕版 MV / Go Go Yuureisen - Kenshi Yonezu MV- Chinese Subtitles

米津玄師「ゴーゴー幽霊船」とその仲間たち(delivertives)もいっぱいいあります。まず本家の歌ですが、あえて中国語(繁体字)字幕版を貼ります。

いま気づいたのですが、作曲はともちろん、作画も米津玄師なのですか???!!!! すごい才能。

MV 『ゴーゴー幽霊船』 中文字幕 - YouTube

手書きイラストに端正な縦書きの繁体字が来ると、自称「知中派」(知日派の中国版としてわたしが勝手に名付けた。すべて肯定する親中派ではない。)のわたしとしては、キュンと来てしまいます。繁体字なんで、香港・台湾気分を味わえる。漢字使ってて良かったーー。

突然ですが、よく使う漢字をなぜ「当用漢字」て呼ぶかご存知ですか? 1981年以後「常用漢字」にとって変わられましたが、未だに書籍などで目にする言葉です。あれは「当面使用する漢字」という意味で、戦後のGHQを中心とした漢字廃止の動きに基づいています。詳しくは以下の引用を御覧ください。

当用という言葉が使われているのは、GHQ内部には「日本語は漢字が多いために覚えるのが難しく、識字率が上がりにくいために民主化を遅らせている」という偏見を持つ者が多くおり、こうした動きを受けて「当面(漢字を廃止するまで)の間用いる」漢字を選別するために制定されたためである。1948年(昭和23年)にはGHQのジョン・ペルゼルによる発案で、日本語をローマ字表記にしようとする計画が起こされた。予備調査として正確な識字率調査のため民間情報教育局は国字ローマ字論者の言語学者である柴田武に全国的な調査を指示した(統計処理は林知己夫が担当)。1948年(昭和23年)8月、文部省教育研修所(現・国立教育政策研究所)により、15歳から64歳までの約1万7千人を対象とした日本初の全国調査「日本人の読み書き能力調査」が実施されたが、結果は漢字の読み書きができない者は2.1 %にとどまり、日本人の識字率は非常に高く、漢字と識字率には関係がないことが証明された[2][3]。このため当用漢字は当初の計画とは異なり「常用」されることになった。

当用漢字 - Wikipedia

*下線は筆者。つまり漢字の識字率は100-2.1=97.9% 

もし漢字廃止になっていたら、「米津玄師」という名前すらありえなかった訳です。漢字廃止すると、同音異義語が区別できなくなって、総合的な知的生産活動がスローダウンする懸念もあったとか。日本人のノーベル賞受賞や文学、そしてまさに漫画やアニメ、音楽といった分野も今とは質が異なっていたのでしょう、と考えると漢字廃止されなくて良かったと思います。あと、中華圏行った時におぼろげながら意味が分かる安心感は格別です。中華圏の人々が日本を理解する上でも有利、と考えるとマーケティング的にもメリットは有りますよね。ま、漢字覚えると正直大変だけど。

…結構長くなってしまいました。今回はこれにて。

---------------
tokyocabin