Tokyo Cabin, a miscellany / 東京キャビン(旧「似非ミニマリストのキャビン」)

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【速報】ブルーノ・マーズvs自撮り日本人三流モデル / Bruno Mars Hates Ugly Japanese Selfiers

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ブルーノ・マーズの日本公演でスマホで三流モデル女性複数がステージに背を向けて自撮りした件で炎上が起こっている。

ライブとスマホ、リアルと記録(レコーディング)の幸せな関係とは?

 

事件のあらまし / What happened during his 24K Magic Tour in Japan 

先週開催された日本公演で最前列の三流日本人モデルたちがブルーノに背を向けて自撮りを繰り返す。歌手からの直接の注意にも耳を貸さない(おそらく英語がわからない)彼女ら。怒り心頭のブルーノが首を拭いたタオルをぶん投げたところ、当人たちはファンサービスと勘違いして大喜び。もちろん、即すべてをインスタにアップしたところ、本物のブルーノファンの非難により大炎上。

 

grapee.jp

  

youtu.be

ブルーノ・マーズ「スマホ下げて」モデルの野崎萌香と荒木七菜香に - YouTube

 

自撮を本人から注意されているにも関わらず

(それ自体恐れ多いことだが)

Foolish "fashion model" girls are be absorbed in taking a selfie with BRUNO MARS in the background, ingoring HIS claim from the stage.

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 お前らは汗を拭いたタオルでもくらってろ!

You take this sweaty towel! 

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バカの壁バカの壁バカの壁バカの壁バカの壁バカの壁

バカの壁バカの壁バカの壁バカの壁バカの壁バカの壁

'The Wall of Fools' or intellectual abyss

'The Wall of Fools' or intellectual abyss

 

オーマイガー!!! タオルもらっちゃった!

OMG!!!  Thanks for the gift towel, Bruno!

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 別のモデルも熱心に自己宣伝中。

Other "model" girl, who is eager to promote herself...

youtu.be

Bruno Mars Angry!! 24K MAGIC WORLD TOUR2018 in JAPAN - YouTube

 

以上三流モデル・フェアでした。

 (ご注意:ここにおける「三流」とは、芸能界にいるにも関わらずエンタテインメントの意味を理解していない自称タレントのことです)

 

 

ブルーノ「今この瞬間の舞台を楽しんでほしいから」/ "Enjoy the show while it’s happening"

ブルーノ・マーズかく語りき。

 

*本人のツイートは現在確認できないので、世に出回っている翻訳を貼っておきます。 

 

また、ブルーノはメディアにおいてこのようにコメントしていました。

“In the old days, if you went into a show with a video camera to record it, you’d be lucky to leave with your camera. Now everybody brings their smart phones and records everything. I’d like people to come to the shows and enjoy them like they did in the old days. I don’t want people to come and then say, ‘I saw it all last night on YouTube,’ Bruno Mars explained.

昔なら、ビデオカメラでショウを撮ろうなんてしたら追い返されたけど、今はみんなスマホで全部撮っちゃう。昔みたいに演奏をエンジョイしに来て欲しい。『昨夜のライブはYouTubeで観た』なんて言われたくない。

The singer added, “Would I rather perform for a thousand people with cell phones or two people without? Of course I’ll take the thousand, but I wish that they’d come and enjoy the show while it’s happening. The show is what it’s about. It’s what I love doing, the live thing, the performance, with the audience.”

スマホ持った1,000人の会場とスマホ持ってない2人の会場と、どっちだっていわれたら、もちろん1,000人の方行くさ。でもせっかく来たんだから今この瞬間の舞台を楽しんで欲しい。それがショウってもんでしょ。それがいいんだよ、ナマの演奏、パフォーマンスをオーディエンスと一緒に楽しみたい。(筆者訳)

 

「携帯を切ってショウを楽しんで欲しい」ブルーノ・マーズ

www.inquisitr.com

 

 

最高の瞬間を記録しようとするあまり、

最高の瞬間を楽しみはぐれてしまう。

これは大きな皮肉である。


People are eager to record the best moment,

missing to enjoy the best moment.

What a shame!

 

(もっともかのモデルたちが歌には興味はなく、単なる売名行為としてのインスタ映えだけを考えていたなら、瞬間的とは言え、一定の成果を上げたと言えよう)

 

 

リアルか? いいね! か? Real? or Like?

 

たとえば、レストランで素敵なら更に美しくセッティングされた料理を出された時、スマホで撮影しない人は今や少数派だ。 

おしゃれな料理の写真はSNSで人気を獲得できるネタである。日本では料理の写真の投稿者が諸外国より多い。匿名性を気にする人が多いことと、料理に対するマニアックな情熱を持つ人が多いためだろう。

かくいうわたしもかなりの料理好きである。めずらしい料理を「記録」することの意義を否定はしない。

ただし、料理を撮影するときにいつも軽い抵抗を感じるのは事実。それは、写真を撮る行為によって、ブルーノの言葉にある「今この瞬間の」料理の楽しみに、集中し損なってしまうのではないか? という思いである。同じ感覚は人と会ったときも、旅行ですらある。

 

かつて寺山修司が「書を捨てよ町へ出よう」という言葉を残した。

現代、スマホ抜きにマナの体験に集中することほど冒険的かつ贅沢なことは無いのかもしれない。

 

youtu.be

PUT DOWN YOUR PHONE AND TRAVEL // TRAVEL MONTAGE BRIAN BECKWITH - YouTube

 「スマホを捨てよう旅に出よう」 という趣旨の動画。

スマホとにらめっこのビフォアと、スマホをポイしたアフター、という構成です。この動画もなんらかの機材で持って撮ったんでしょうけど…。言わんとしていることには共感!

 

 

記録では再現不可能な、ただただ夢中になって味わいたい感覚がこの世にはある。

体験そのものに比べたらスマホの記録など、単なる記憶のタグ付け過ぎない。そこに一瞬でも気を取られるのがしゃくなのである。

 

だからわたしが我に返って客観的にレコードスイッチを押せるのは、

 

①没頭するに値しない体験と判断した時

②到底その素晴らしさを記録はできないと降参した時

 

のどちらかである。

いずれにせよその体験を与えてくれた人対する敬意が最優先とされる。

 

自分の例をあげる。神保町のとあるラーメンの名店を訪ねたおり、あまりのスープの完成度に度肝を抜かれるた時、「本当に美味しい料理の写真をとることは不可能だし、無意味だ」と思い知らされた。写真を撮ってカウンターごしの店主に礼を失するリスクを負うなどもっての他! ただただ敬意を払って、スープを飲み干したのみである。(わたしはめったにやらない行為)ズズズズ。

 

youtu.be

井之頭五郎は、撮らない。

「さあて何を食うか」 

五郎のダンディズムにはスマホは無用…。

 

youtu.be

『激突』の男は、撮れない。

 "Right Here Right Now" という懐メロをチョイスしてみました。さらに昔の『激突』(スピルバーグの出世作)の絵を噛ませて、レトロ度アップ。何気な編集がきいた、よく出来た動画。クライマックス半端ないのでぜひ御覧ください。

今ならスマホでこのサイコなトラック野郎を生中継してアクセス稼げそうなんですけどね。

 

別の例を。

たとえば、あなたがガールフレンド(あるいはボーイフレンド)と春の京都の、誰もいないとある寺院の裏庭でキスをするとする。

カノジョの透き通った肌には桜の枝の影が揺れている。何とも言えないかわいい表情を浮かべて目をつむり、さくらんぼのような唇であなたを待つ、としよう。

その瞬間、あなたはそれを「記録」できるだろうか?

 

わたしの友人に、Selfie King(自撮りの王様)の異名をとる人物がいる。スマホ撮影の腕は天下一品らしい。そんな彼が、カノジョと出かけるたびに、なぜか肝心なイベントのクライマックス時に写真を撮れていない。それでカノジョから文句を言われるらしい。

察するに、Selfie Kingはカノジョとの幸福な瞬間に遭遇すると、自動で「フルエンジョイ・モード」優先になって、「レコーディング・スイッチ」不能になるではないかと思う。そんな彼の選択はブルーノ・マーズの言葉的に正しい。

 

 結論:夢中で撮るより、夢中になりたい / Lose yourself to the show, not to selfie

 Because I am human.

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youtu.be

Daft Punk - Lose Yourself to Dance (Official Version) - YouTube

 

っと、きれい(?)に終わらせたい気もするが、せっかくだから思うところを追記しておく。

当たらないで当たる予言、ともっぱら定評があるアリババのCEOジャック・マーが「あと5年でスマホが終わる」と語っている。

马云:每个人都应该知道的关于五年后的手机变革!

 

SixthSenseなど、ポストスマホのテクノロジが台頭しつつある。眼球など身体機能そのものに記録端子をつなげることも実現するだろう。

 

youtu.be

Pranav Mistry's Sixth-Sense and Microsoft's Productivity Future Vision - YouTube

 

matome.naver.jp

 

すべてが自動認証・自動記録されるその時代からみると、いまの自撮論争やSNS騒動は「平成」っぽい、のどかなものに感じられるはずだ。その頃は、感性がヒットした「フルエンジョイ・モード」に切り替わると16Kくらいの映像を自動記録しておく、という設定がでる、とか。

 

その時のブルーノの舞台、アーティストとオーディエンスの関係はどうなっているんだろうか? 全く違うものなのか? それともかえって彼の言うところのオールド・デイズに近づいているのだろうか。

 

いずれにせよ、今この瞬間(Right Here Right Now)だけが本物であることは間違いないし、それを感じる感性が全であることは変わらない。

 

 

終わりの曲:Feel It Still (Portugal. The Man) Performed by Sean Lew

それでは、 今この瞬間の感動が味わえるシーン・ルーの研ぎ澄まされたダンスでお別れとましょう。

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Portugal. The Man - Feel It Still (Lido Remix) - Choreography by Jake Kodish - ft Sean Lew - YouTube

スマホ撮影不要。なぜなら専門のカメラマンが撮ってるから(笑)