似非ミニマリストのキャビン

ドニー・イェンをベースに世相を斬る!ことは可能なのでしょうか?

『魂の退社』(稲垣えみ子)◇ 朝日新聞社を辞めるということ?(爆)

 f:id:omhd:20170811214302p:plain

「朝日新聞退社したアフロって人がいて

冷蔵庫を使わないエコな生活している」
と聞いた時の嫌な予感…。

そもそもアフロが地毛でない時点でアウトだったが、
この本を読んでファーアウト!であることを
確認しました。

2 稲垣えみ子って誰?


元朝日新聞大阪本社社会部デスク、
論説委員、編集委員。
と書くと知識常識は人並み以上と思われそうだが、
自営業を目指す者は失業保険受け取れないことすら
知らなかったことを臆面もなく本に書いてしまうDQN。

ただし旭日新聞元社員であることに対するプライドは
間違いなく人並み以上。


3 何が書いてあるの?

「会社よありがとうそしてさよなら」といいつつ
朝日新聞社員であった事実に全面的に依拠した書。


4 一押しする理由!


プライドが無意味に高いくせに庶民の味方ぶり点を稼ごうとする
朝日新聞社の分裂症気質(偽善主義)がとてもよく分かる
という点では名著。


5 心に引っかかった言葉(もちろんよろしく無い意味で)


p.36

降りられない列車

 高度成長期に育ち、「いい学校」「いい会社」

「いい人生」
という黄金の方程式を疑わずにスクスク生きてきた私は、
いつの間にか「金満」(お金でなんでも手に入れようとする生活態度)、
「優越感追求」

(人よりも「上でなければ満足できない精神)、
「欲望全開」(十二分に恵まれているのに満足できず
絶えず手に入らないものに目を向け不満を募らせる)

の人生を生きていました。

 

ということで、
本人曰く「一人プリティーウーマン状態!」で
洋服を大人買いしたり、エステ通いしたんだそうです。

で、そのあと高松に「島流し」されたことをきっかけに
50歳で早期退職した。
(おそらくン千万円の金をもらって)

もう社員じゃないから、
カードも簡単には作れないし、
就職するつもりではないので失業保険はもらえない。
という世の中の仕組みを今更知り、
「鼻から牛乳」だの
「えーーーーっという衝撃」を受ける。

そして気づく。

 

p.146

ハハーン。何かわかってきましたよ。
日本国が成り立っているのは「会社が」あるからなんだ。

おせーよ!
なに50にしてわかってんだよ!

なにしろこの人
会社に全力で寄りかかってきたお嬢なので、
ケータイもPCも自分で買ったことがなかった。
(そのほうが衝撃だよ)

そして、

「わが愛する朝日新聞社」から依頼された原稿の
料金がが2500字1万5000円と知り、
朝日をブラック企業と非難。

 

p.165

 予算がないのだ。
雑誌も新聞もなかなか売れない。
だから余分な経費はできるいだけ削りたい。

 お金がないと言うけれど、本当にそうなのか。
いやそうじゃないでしょう。
外部執筆者に払うお金はなくとも、
あるところにはある。
それは社員の給料だ。
あるいは社員が使う経費である。
(そりゃ携帯やパソコンも住居も補助金ですからね)
しかも朝日新聞の場合、この金額は今の世の中では非常に高い。
 で、このような「既得権」に染まった人たちが、
その生業である正業がうまく言っていないからといって、
経費削減だからと外部の人間を使い捨てにするかのごとき
金額で働かせようとする。
 そしてそれはわたしもこれまでやってきたことなのだ。
「ブラック企業が跋扈している」と批判してきた会社が、
そしてその社員である自分自身が、まさにブラックだった。
 弱い他人を食い物にして、自分さえ生き残ればいいのだと。

(カッコ内はおれみ)

いまさらかよ。
そりゃそうだよなー。
「非常に高い」給料もらってるくせに
生活保護ネタの記事で正義面するのが朝日の生業。
失業保険の仕組みすら知らないし、
生活は全面的に会社におんぶにだっこの無知ぶりだから、
生活実感のない支離滅裂な低レベル記事を増産するのも
無理ないよ。
いやそういう記事自体が激安外注のライターのものかもしれんが。

 

www.j-cast.com

 

で、そのような「会社」によって成り立っている日本に対して、
アフロさんがどのように提言したか?

 

p.173

 今必要なのは、明らかに依存からの脱却だ。
 誰かが何かを与えてくれるのを待つのではなく、
自分の足で何かを取りに行く方法を

自分の頭で考えなければならない。
(あんたに言われたくないんですけど 爆)
 その力が日本人にあるのかどうか。
(ある人にはあると思いますが、

日本人そのものに広げている意味が不明)

 だからこそ「大丈夫です。依存してていいんですよ。

私がなんとかします」
と言ってくれている安倍首相に人気が集まるのだと思う。
(カッコ内はおれみ)


ハア、会社批判に続いてアベノミクス批判ですか??

安倍首相は「依存しろ」なんて言ってないと思うが。
企業が力をつけな朝日新聞は安倍批判しつつ
大企業としての恩恵を享受してきたわけであり、
そのお陰で黄金のパラシュートで退職できるのはあんたでしょ。
気づくと偽善者ぶってんのかな?
個人的には、安倍人気は前任者と比較して行動力と発言力があり、
国の防衛意識が高いためだと思っています。
経済的にも、政治的にも、「国」そのものが危うければが
「会社」も「個人」もないのが現実ですから。
なんでもアベノミクス批判に結びつける輩は思考停止状態だと思う。


p.177

会社依存度を下げる

 経済成長が全てお解決する。それが出口だ。
そういって頑張っているのが安倍首相ですね。
しかし、

私はそこにどうしても希望を見出すことができない。

 
こういったことは個人でやればいいことじゃね?
なんで一首相に「希望を見出」さなきゃなんない?

冷蔵庫持たない代わりにコンビニで買い物して、
冷房使わない代わりに
下北で喫茶店でベーグル食いながらブログ書いてるお方は
さすが言うことがちがうなあ!

と、似非ミニマリストのおれみは思いました。
真の似非ミニマリスト、それはアフロさんですね。

 

6 関連書など

シンプルライフ語る本なら
魚柄仁之助さんのほうが断然好感持てますね。
(同居人は同じく新聞関係者だが)

仙人クラスの人間は

安倍政治の悪口いうレベルじゃないんだよ。

 

『ひと月9000円の快適食生活 文庫版』(飛鳥新社)はおすすめ。 

 

 

 7 最後に

この人、「アフロにして以来モテ始めた」とのことですが、
なんか全体にこの本愛情の存在がないんですよね。
「愛」が足りない気がして、しらけちゃう。

 

「コネあり、学歴あり、退職金あり」な人が

「夫なし、子なし、冷蔵庫なし」

でポジション取り直して共感モードで売り込む

(一種貧困ビジネスだと認識。ここにも朝日の遺伝子が?)

でも、まあいいんだけどさ、

そこに愛のフレーバーが足りてない気がするんだよ。

劉暁波さんの詩とか読むと余計感じるの。

『イップ・マン継承』を観てもそう思っちゃうのよ。

 

この拳が伝えるのは、愛

 

そういった意味で

筆者の言うところの『寂しい生活』(東洋経済新報社)とは

映画『裸の島』(1960年) 

の風景に似ていなくもない。